石一つで山水や神仏を、
庭全体で小宇宙を表現する
世界に類を見ない
日本庭園の革命、枯山水。
長い時をかけて育まれた
美意識や技、思想が凝縮された
深淵の世界です。
今回は、数々の名庭を残す大徳寺へ。
仙人が暮らすそそり立つ山々、
轟々と流れ落ちる滝、
雄大な大海に、漕ぎいでた一艘の舟。
石だけで完璧な山水画の世界を創り上げた、
室町時代の傑作・大仙院庭園。
そして、隠されたキリシタンの十字架!?
伝説の庭師・重森三玲が手掛けた
永遠のモダン・瑞峯院庭園まで。
枯山水を抜きにして、
日本庭園を語ることはできません。
全国の庭を渡り歩いてきた
庭師・三浦さんと、禅が生んだ
3つの名庭をめぐりましょう。