「森の案内人」三浦 豊は、1年を通じて、森林、樹木観察会の「 森ツアー 」をしています。
森や木のことを知ったり感じたりすることは、
その場が宿している自然に近づくことだと思っています。
それは、この上なく楽しくて贅沢なことだと僕は思っています。
森ツアーでは、その魅力をお伝えできればと思っています。
ご近所はもちろんのこと、森ツアーでどんなに遠くへ行ったとしても、旅からお宅へ帰ってこられると、きっとまた目と鼻の先には木が生えていて、森への営みが身近にあるはずです。
遠いようで近い。近いようで遠い。日常と非日常が交錯する。
そんな感覚を味わっていただけるように心がけています。
僕は日本中の森を歩きつづけています。
そのため、1カ所1カ所の森を客観的に比較することができて、その場所ならではの魅力を、より鮮明に嗅ぎ分けることができます。
たしかに、その地域で生まれ育った方がガイドをされる方が、僕の案内よりも、より緻密で奥深いガイドをされることも多いと思います。
でも、僕のような案内人がいてもいいと思っています。
森の案内をする時に心がけているのは、自分の気持ちに正直でいることです。
そのため、自分が感動した場所だけを、森ツアーの場所として選ばさせていただいております。
僕が森で感じている最大の魅力は「 多様 」です。
そのため、自分の意見はあくまで自分の意見として、ご一緒していただく方々に押し付けるようなことは極力控えるように心がけています。
木の見方、森の見方に正解はないと思っています。いろんな木や森林を、いろんな人が、いろんな見方をしたら、それは素晴らしいことだと思います。
森ツアーは、できるだけ少人数で、ご一緒していただく方のお顔が見えるように心がけています。
ここへ来たらこの事を話す。というような機械的なガイドは極力控えています。
もちろん「 ここでは、これは伝えたい!」ことはお伝えさせていただきますが、ご一緒していただく方の質問にも積極的にお応えさせていただきます。
森ツアーでは「 これだけ歩いた 」ということよりも、「 これだけ感じた 」「 これだけ知った 」ということに重きを置いています。
そのため、コースにもよりますが、できるだけゆっくりと、じっくりと歩きます。
もちろん安全を最優先にしています。
ツアーの募集要項の中に健脚度の項目がありますので、ご参考にしていただければと思います。