京都の桜のフィナーレを飾る、仁和寺へ。
遅咲きで知られる「御室桜」は
背丈が低く、まるで桜の雲海のよう。
代々皇族が住職を務めたことから
“御室御所”と呼ばれ、王朝文化が色濃く漂います。
今回は、北と南で全く異なる
おもむきを持つ、御室御殿を拝見。
南庭は、さざ波のような
白砂が敷き詰められ、左近の桜と
右近の橘が美しい、凛とした儀式の庭。
北庭は対照的に、池泉を中心に
築山や石組み、遠景には五重塔。
様々な花木が華やぐ、量感に富んだ癒やしの庭。
四つの建物をつなぐ渡廊、さまざまな角度から、
変化するお庭の表情を堪能しましょう。
なんと御所の紫宸殿から移築された
桃山建築の国宝、金堂にも立ち寄ります。
庭師のガイドとともに、
御室桜に包まれる仁和寺を堪能します。