枝垂れ梅と椿で一面春色。
京都の梅でナンバーワンとの
呼び声高い、城南宮神苑へ。
かつてこの地には、総面積およそ
180万平方メートル、日本史上空前の
規模をほこった、鳥羽離宮がありました。
平安京の中心・朱雀大路の
延長線上に位置し、
鴨川と桂川と巨大池泉に囲まれ
「さながら都遷りがごとし」と
表現されるほど、
栄華を極めた鳥羽離宮。
その名残を伝えるのか、
城南宮の神苑には
平安・室町・桃山の庭。
各時代の日本庭園の粋が
あつめられています。
平安時代末期、権力の絶頂を極める
上皇たちが築き上げた、
華やかなりし院政の舞台。
庭師の三浦さんとともに、
圧倒的な離宮跡をめぐりましょう。