天空に繁る観音霊場、長谷寺へ。
「花の御寺」とも呼ばれ、
7000株もの牡丹が咲き乱れる頃。
斜面に続く圧巻の登廊をのぼり、
崖上に舞台を張り出した巨大な本堂を参拝。
アマテラスが降臨したという天神山、
起伏に富んだ美しい伽藍の絶景を望みます。
そして、切り立った谷あい、
深い森に抱かれた山岳寺院・室生寺へ。
屋外に建つものでは日本最小という
五重塔は、とにかく可憐の一言。
見頃を迎えた石楠花が、境内を包みます。
創建以来、戦火とは無縁を保ち
平安時代の堂塔や仏像がそのままに残る
貴重な伽藍をめぐりましょう。
京都の貴族たちが、何日もかけて
こぞって参詣した、憧れの古刹巡礼。
清らかな川と神棲まう森、
美しき山寺を訪ねます。